みんなおはよう! 私の愛称は「無職ちゃん」! どうして無職ちゃんって呼ばれてるかは……色々察してね! (※ヒント:平日の正午) 朝食を終えてからはいつものように暇だから、運動がてら今日も電子の海を泳ごうと思ったんだけど……、 たまには変わったこともしてみたいと思って、あるものを用意してきたんだ! じゃーん! なんと魔道書! なんでも古くから伝わる魔道書で、呪文だとかなんとかが載ってて、読むと危険だとかなんとか……。 ええっと、他にもいろいろ魔法陣の本とかも買ってきたよ〜 全部揃えるのに苦労してさ〜、え?お金はって? ……気を取り直して、今回の計画を発表するよ! 今回は! 「魔法使いになって、なにかを召喚する計画」! 〜〜〜数時間後〜〜〜 ふ、ふ、ふ……。もう私の頭の中には、もう完全に、ばっちりと、いろんな魔法の知識が取り込まれたのだ……。多分。 できればドラゴンがほしいけど、ただでさえ狭い部屋がさらに狭くなるからチワワくらいのサイズで……、 最悪でもスライム……いや、そもそも……、 なんて、考えていても仕方ない!こういうのはやってみるに限るよね!? 必要な道具は揃えたし、あとは描いてみるだけ、簡単だよっ え〜っと、まずは円を描いて……。な、なんかぐにゃっとしてる? とにかく、ここをこうで、こうして……。あれ? こうかな? あれれ〜? ん〜、まあこれでよし! ちょっとずれてるのなんて気にしない気にしない! じゃあ用意した魔法使いの服に着替えて、手を合わせて……。 !? 次の瞬間、魔法陣が輝き出して……! ま、眩し——っ! ☆☆ここより先、ご自由にお書き下さい!☆☆ ☆☆ここから復帰して再開しまーす!☆☆ ようやくこれで一安心、一時はどうなることかと思ったけど、 どうにか丸く収まったみたいだね……。 いやぁ、まさかあんなことになるなんて……。 これに懲りて、この本はしばらくしまっておこうっと。 うん、これで一件落ちゃ……、 ……? 階段を登る音? 「ちょっと、何騒がしくしてんの?」 お、お母さん? あーっ! もうこんな時間になってたの!? 「大丈夫? 入るよー?」 「あ、い、今は──」 遅かった。もう私の姿は母親の目にくっきりと映り込んでしまった。 「な、何その格好!? 魔女っ子にでも目覚めたのあんた……?」 「い、いやこれはそういうことじゃなくて、そのだから違うんだって! そういう目をしないでも解決する方法がどこかにあるはずだからその」 「だいじょーぶ、中々似合ってるわ! だけど今日は……家族会議ね」 だ、だから……違うんだってばぁーーーー!!!! おしまい☆